​　私は、自分の手の感覚を信じることができない施術家でした。本当に目的である骨や関節、筋肉などの組織を触れることができていたのか？日々の施術で不安の日々を過ごしていました。

​　そんな中出会ったのが、師匠でした。師匠は施術家であるとともに解剖学者であり、エコー解剖を駆使して施術を行っている姿に衝撃を受けました。そこから私の学ぶべき方向が決まりました。
エコー解剖に基づく施術で正確に目的の組織に触れることができ劇的に私の施術成績が上がりました。

先日も変形性膝関節症で手術と診断された方が、孫娘の結婚式があるため、手術がすぐにできない状態でした。そこで私が、エコー解剖を基づく治療を行い、疼痛の緩和を行いました。結婚式までは「体の使い方」や「日常生活の動作」を改善させることで膝痛を抑えていました。そして、無事結婚式を終えて、手術を受けていただくことができました。

​　手術は最強の治療であると常々師匠から教えてもらっていますが、その手術を諸事情で受けることができない方の力になりたい…。そんな想いで日々の施術を行っております。